MSI(マスターシステムインテグレーター)とは。
スマートビルでは、建築設備、ICTネットワーク、データ、アプリケーションなど、従来は別々に扱われていた領域を横断して設計・実装する必要があります。MSI(Master System Integrator)は、そのためにビル全体のサービスを企画・設計し、各システムを統合的に扱う人材・機能として整理されている新しい職能です。
MSIは事業名やプロダクト名ではなく、市場上の「役割」を示す言葉として扱います。MoreThanBuildの旗艦プロダクトSmart Building by Designは、MSIに求められる主要機能を、設備投資判断・設備設計・SI・Evidenceまで一つの流れにした独自の提供形です。
MSIに求められる領域
IPAのスマートビル構築・運用ガイドラインでは、MSIに関して建築・設備、ICT・情報通信、スマートビル周辺知識を横断する必要性が示され、基本構想から基本計画、設計、施工、運用まで各フェーズでの役割が整理されています。
- コンセプトデザイン・要求整理
- 実現可能性の検討
- 投資対効果・事業性の検討
- 設備・ICTのエンジニアリングと統合
- プロジェクトマネジメント/コミッショニング
- 運用・データ活用を見据えた設計
SIとMSIの違い
ビルIoT、設備サブシステム、通信・インターフェースを設計・実装し、システムとして成立させる実行領域。
個別のSIを含みながら、建物全体の要求、投資、設計、複数システム、運用までを横断して統合する上位の役割。
Smart Building by Designとの関係
MoreThanBuildは、MSIという抽象的な肩書きをそのまま商品化するのではなく、顧客が購入できる具体的なプロダクトとしてSmart Building by Designを定義しています。不動産価値から設備投資を判断し、設備設計(SOLITAS DESIGN)とSIによって実装し、運用後のEvidenceを次の判断へ還元することが中心です。
一方で、MSIという職能はスマートビル市場における重要な共通語です。MoreThanBuildはこの役割を理解し、必要な案件ではMSI機能として上流から下流までを横断します。
参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「スマートビル 構築・運用ガイドライン」、スマートビル構築プロセスの標準化に向けたMSI勉強会活動報告。
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